ステーキング・DeFi活用 海外取引所活用術

次に来るDEX10選

この記事では、今まだ日本語ではあまり紹介されていない、将来性の高い分散型取引所(DEX)を10選ご紹介します。 

 

 

いずれもユニークな機能や特徴を持ち、今後のWeb3・DeFiトレンドにおいて注目される可能性が高いプロジェクトです。 

 

投資・利用・比較記事の作成にも役立つ情報を整理しましたので、ぜひチェックしてみてください。 

 

注目すべきDEXの特徴とは? 

 

 

分散型取引所(DEX)は、中央管理者を必要としない自律的な暗号資産の取引市場です。ユニスワップなどが先行していますが、現在はその機能や設計思想を大きく超える次世代型DEXが続々と登場しています。 

 

従来のDEXは、流動性不足やユーザー体験の悪さが課題でした。しかし近年では、L2技術やAI、自動化によるイノベーションが進み、「使えるDEX」へと進化しています。 

 

今注目されているのは、以下のような視点において先進的なDEXです。 

 

  • 革新的なプロダクト設計:オートLP戦略、パーペチュアルローンチ、注文板とAMMの融合
  • ユーザー主導のガバナンス:veモデル、Bribe制度、投票による流動性誘導
  • マルチチェーン展開:Ethereum・Solana・BNB・Optimismなど複数チェーン対応
  • AI・Bot統合:自然言語による取引操作、トレードアルゴリズムの自動最適化
  • 社会的ユーティリティ:取引手数料を寄付に回すなど、社会貢献性のある設計 

 

また、これらのDEXは単なるスワップ機能に留まらず、資産運用・ガバナンス参加・リスクヘッジなど多様な目的に活用可能です。今後は「金融ツール」としての役割がさらに重要になっていくと考えられます。 

 

それでは、具体的にどのようなDEXがあるのか見ていきましょう。 

 

将来有望なDEX 10選 

1. SynFutures(Base)

 

 

  • パーペチュアル・ローンチパッドにより、あらゆる新規トークン市場を即座に立ち上げ可能
  • AIトレーディングアシスタント「Synthia」を搭載し、自然言語による注文が可能
  • Baseチェーン上で動作し、高速かつ低コストなトレード環境を実現

 

従来のDEXでは難しかった、「取引の立ち上げ」と「高度な操作性」の両立。
それをこのプロジェクトは、技術と設計思想の両面から具現化しています。

 

DeFiの新たな基準となる可能性を秘めた、注目すべき一例です。

 

2. Slingshot(Arbitrum/Base)

 

 

50,000種類以上のトークンに対応し、複数のブロックチェーンを跨いだ取引を一元化。

 

スワップにおける手数料はゼロ。コストパフォーマンスを追求するユーザーに最適です。

 

  • 高速かつ効率的なルーティングを実現するDEXアグリゲーター機能
  • 初心者から上級者まで直感的に扱える、洗練されたユーザーインターフェース
  • 複数チェーン対応で、資産管理や取引の柔軟性を最大化

 

「速く、安く、迷わない」──
トレーダーのニーズを満たす次世代型DEXのひとつです。

 

3. Velodrome(Optimism) 

 

 

ve(Vote Escrow)モデルとBribe(賄賂)設計を組み合わせることで、
流動性提供者と投票者の双方に対して効率的な利回り最適化を実現。

 

  • 投票による報酬配分の制御が可能
  • Bribeによる追加インセンティブ設計により、より戦略的な流動性誘導が可能
  • ガバナンス参加と実需ベースのユーティリティを両立する設計思想

 

「ガバナンス=実益」へと昇華させる、設計重視のDeFiモデルです。

 

4. Kamino Finance(Solana) 

 

 

集中流動性モデルに特化し、
リバランスと自動複利機能を備えたアルゴリズム運用により、LP体験を高度に抽象化

 

  • ポジション管理を完全自動化
  • 運用効率とリターンを最大化するための最適戦略を継続的に適用
  • 流動性提供の専門性を排除しつつ、資産効率の極大化を実現

 

複雑性を排しながらも、プロフェッショナル水準のパフォーマンスを志向する設計です。

 

5. Yield Yak(Avalanche) 

 

 

自動複利運用とスワップ最適化を標準搭載。
直感的な操作性と高度な資産運用ロジックを両立

 

UXとリターンのバランスを重視した設計

 

複雑な設定なしで、資産成長を自動化

AVAX系エコシステムにおいて、安定したユーザーベースを構築中

 

6. PropellerSwap(StarkNet/zkSync) 

 

 

高度なルーティングソルバーを採用し、常に最良レートでのスワップを実現

 

  • MEV(最大抽出可能価値)リスクを抑制
  • クロスDEXでの最適経路を自動探索
  • 高頻度トレーダーにも応える機能性と精度

 

7. RhinoFi(Ethereum/BSC/Polygonなど) 

 

 

L2上での高速DEX機能を核に、以下をシームレスに提供:

 

  • クロスチェーンスワップ
  • エアドロップ対応機能
  • レンディングサービス

 

多機能を一つに集約した、実用性の高い次世代型DeFiプラットフォーム。

 

8. Atrix(Solana) 

 

 

独自設計により、自動マーケットメイクの効率性板取引の精度を両立。

 
Serumとの統合により、高機能な取引体験と低レイテンシを同時に実現。

 

流動性の深さとスピード感を求めるトレーダーに適した設計。

9. Soldex(Solana) 

 

 

複数の自動売買戦略を選択・運用可能。

 
ノーコードでの取引自動化を志向し、戦略的かつ手間のないDEX運用を実現。

 

初心者から上級者までを対象とした、インテリジェントなトレード環境を提供。

 

10. PawSwap(Ethereum/BNB) 

 

 

取引手数料の一部が動物保護団体などへの自動寄付に充てられる仕組みを採用。

 
独自のチャリティ設計とユニークなトークノミクスによって、社会的意義と機能性を両立。

 

価値ある取引体験を、社会貢献とともに。

 

将来性のあるDEXを選ぶポイント 

 

 

10の注目DEXをご紹介しましたが、すべてを使う必要はありません。
自分の目的やスタイルに合ったものを選ぶだけでも十分です。

最後に、投資家やユーザーとして注目したいポイントを、いくつか整理しておきます。 

 

  • 対応チェーン:自身が保有する資産やL2に対応しているか
  • 取引手数料:スワップ時の手数料だけでなく、スリッページやガス代も確認
  • ガバナンス参加のしやすさ:veトークンやBribe制度がある場合、影響力や報酬の獲得可能性
  • 社会的意義:チャリティ連動や教育支援など、社会貢献性も今後の注目ポイント
  • 開発の継続性:GitHubや公式SNSで開発が継続されているかをチェック
  • エコシステムとの接続性:他のdAppやサービスと接続して価値が高まるか
  • 利用体験の質:UI/UXの洗練度、トランザクションのスムーズさ

 

 これらを踏まえた上で、自分の目的に合致したDEXを選択することで、投資効率と安全性を高めることができます。 

 

まとめ 

 

 

今回ご紹介したDEXは、それぞれにユニークな特徴や考え方があって、どれも今後のWeb3の世界で注目されていきそうな存在ばかりです。

 

これからのDeFiは、ただスワップをするだけの場所ではなく、「インフラ」としての役割を持ち始めています。だからこそ、「どのDEXを使うか」という選択が、これからの資産の増やし方にもつながってくるかもしれません。

 

そして今は、まだ日本語での情報が少ない時期でもあります。だからこそ、今このタイミングで少しずつ触れてみることで、他の人より一歩先を進めるチャンスにもなります。

 

難しそうに感じるかもしれませんが、「ちょっと使ってみる」「どんな機能があるのか知ってみる」だけでも十分です。無理のない範囲で、あなたのペースで試してみてくださいね。

 

未来の金融と、少しだけ仲良くなるきっかけとして、この記事がその一歩になれば嬉しいです。

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