
仮想通貨の中でも ステラルーメン(XLM) と リップル(XRP) は、国際送金という分野で、日々注目を集めています。
ですが、この二種類について、様々な疑問があると思います。
例えば、
- 「短期間で儲かるの?」
- 「長期的に投資するならどちらが安心?」
- 「既存の金融サービスに比べて便利なの?」
- 「投資するならどっちがいいの??」
これらの疑問点について、この記事では具体例や実際のデータ、をもとに私の考えを話していこうと思います。
まずは 短期・長期 の、それぞれの期間に応じた結論をお伝えします。
結論からいうと...
- 短期投資に向くのはリップル(XRP)
- 長期投資に向くのはステラルーメン(XLM)
だと考えています。
1. ステラルーメンとリップルの基本情報

ステラルーメン(XLM)とは
- 目的:「銀行口座を持っていない、または金融サービスを十分に利用できていない人々」向けに、送金の低コスト化を実現
- 特徴:銀行を介さず、スマホで安価に送金可能
アジア・中南米・アフリカなど、新興国を中心として、ステラルーメンネットワークは普及し始めています。
たとえば、日本からフィリピンの家族へ10万円を送金する場合、こうした違いがあります。
従来の銀行送金
- 手数料:5,000円以上
- 着金までの時間:2~3日
ステラの送金
- 手数料:1円未満
- 着金までの時間:数秒
リップル(XRP)とは
- 目的:企業・銀行間の大規模な取引を極限まで効率化した
- 特徴:大手金融機関が導入し、即時送金を実現
リップルは、既存の国際送金システム(SWIFT)と比較して大幅に効率的です。
たとえば、企業が1,000万ドルを国際送金する場合、こうした違いがあります。
従来の送金:国際送金システム(SWIFT)
- 手数料:数十万円
- 着金までの時間:数日
リップルの送金
- 手数料:90%削減
- 着金までの時間:数秒
2. 既存の送金サービスとの違い

ステラルーメンと既存送金サービスの違い
- 競合例:クレジットカードやPayPal
- 差別化ポイント:ステラルーメンは「銀行口座を持っていない、または金融サービスを十分に利用できていない人々」にも対応可能
多くの人が「既存の決済手段で十分では?」と思うかもしれません。
しかし、ステラルーメンは金融機関を持たない層にも利用のハードルが低く、国際送金が安価で迅速に行えます。
リップルと既存サービスの違い
- 競合例:SWIFT(銀行間送金ネットワーク)
- 差別化ポイント:手数料の圧倒的削減、即時決済
リップルは、特に大規模な国際取引(1000万ドル以上)で効果を発揮します。
企業が多額の資金を瞬時に送金できることは、今後さらに市場がグローバルに拡大するビジネスにとって、必要不可欠になってきます。
3. 短期・長期に向いているのはどっち?

短期投資向き:リップル
- 直近で上昇する可能性:SEC訴訟が解決すれば価格上昇の可能性
- 過去の事例:提携発表をきっかけに、価格が1週間で2倍、10倍に上昇したことがある
リップルは、短期間での価格変動が大きいため、短期的にリターンを狙っていくような投資家に適しています。
長期投資向き:ステラ
- 安定成長の要因:アジア・中南米・アフリカなどの新興国市場で、送金インフラとして普及中
- 将来予測:2030年までにアフリカ・東南アジアで1億人以上が利用
規制リスクが少なく、安定した成長が期待されます。
4. メリットとデメリットの解説
ステラのメリット
- 低コストで迅速な送金が可能
- 例:海外旅行でのATM引き出し手数料が、ほぼゼロになる
- 規制リスクが低い
- ステラ財団(Stellar Development Foundation)は、各国の規制や法令を遵守することを重視していることや、非中央集権的なネットワークで運営されている点から、各国の規制に対応しやすい。
ステラのデメリット
- 大規模な企業提携が少なく、短期的な価格上昇は期待しづらい
リップルのメリット
- 金融機関との信頼性が高い
- 世界中で100社以上が導入済み
日本では、「三菱UFJ銀行」「みずほ銀行」「三井住友銀行」「SBIホールディングス」「住信SBIネット銀行」「りそな銀行」「セブン銀行」などなど
海外では、「バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)」「サンタンデール銀行(Banco Santander)」「ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(Royal Bank of Canada)」「HSBCホールディングス(HSBC Holdings)」「バークレイズ(Barclays)」「スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered)」「ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)」「PNCフィナンシャル・サービシズ(PNC Financial Services)」「ユニクレジット(UniCredit)」「BBVA (Banco Bilbao Vizcaya Argentaria)」などなど
- 世界中で100社以上が導入済み
- 即時決済が可能
- 1000万ドル以上の大規模取引が、たったの数秒で完了
リップルのデメリット
- SEC訴訟による法的リスクが存在する。
リップル社は、アメリカのSEC(証券取引委員会)から「リップルは証券なのに登録せずに販売した」として訴えられました。
もしXRPが証券と認められてしまうと、法律の面などから、大きな問題になります。
①信頼が下がる
投資家やパートナー企業がリスクを恐れて離れてしまう可能性があります。
→「問題のあるプロジェクトに関わりたくない」という心理。
②証券は、暗号資産取引所ではなく、証券取引所で取り扱う必要があり、取引が制限される
投資家が自由にリップルを買ったり売ったりできなくなります。
→「せっかく投資したのに、取引所からリップルが消えた!」という事態に。
③証券と認定されると、証券法に基づいて多くの義務が発生し、規制が厳しくなる
リップルは、取引所や金融機関との取引が難しくなり、成長が妨げられます。
→「この技術、便利だったのに、何だか使いづらくなったな…」という感じです。
6. 投資するならどちらが最適か?
リップルを選ぶべき人
- 短期でリターンを狙いたい
- 高リスクを許容できる
ステラを選ぶべき人
- 長期的に資産形成を目指している
- 安定性を重視したい
まとめ:選択のポイントを明確に
ステラとリップルは、それぞれ異なる層を対象としています。そのため、おなじ「送金」というテーマでも、役割がまったく違います。成長スピードや範囲も異なっているため、「どっちがいいか」は投資する人によって違うということですね!
- ステラ:安定成長を期待したい方におすすめ
- リップル:短期的な利益を狙う方におすすめ
投資は自己責任です。慎重に判断し、情報を更新し続けましょう。